津山東高校の生徒たちが、バレンタインデーの時季に合わせて祖父母や地域の高齢者宅に手作りの菓子を贈り、交流を深めている。336個を準備しており、9日までに同数の世帯へ届ける予定。
家庭科を履修している生徒たちでつくる「家庭クラブ」のボランティア活動の一環として毎年取り組んでおり、28回目を迎える。今年は食物調理科1~3年、看護科1、2年、普通科2年の計約320人が参加し、食物調理科3年生が作ったクッキーやパウンドケーキにメッセージカードを付けて配布。活動には津山署も協力しており、特殊詐欺防止啓発用のチラシも添えられている。
プレゼント配布初日の3日、食物調理科1年の清水ほのかさん(16)は祖父の山本滿さん(90)=大田=のもとを訪問し、「これからも元気に過ごしてほしい」と手渡した。山本さんは笑顔で受け取り、「孫の成長した姿を見て、うれしく思う。将来は自分の思う道を進んでほしいから、体を大事にして勉強を頑張って」と語った。
この後、一緒に訪れた津山署員から還付金詐欺などへの注意喚起が行われた。
