第17回「津商モール」(津山商業高校主催)が6日、岡山県津山市のソシオ一番街、アルネ津山、城下スクエアで開かれた。今年のテーマは「笑顔の循環、感謝のお返し」。生徒たちは地元企業と協働し、企画から仕入れ、販売までを自分たちで運営。大勢の市民が訪れ、生徒471人がつくり上げた「学びの商店街」は終日にぎわいをみせた。
出店は食品やスイーツ、エステ、家電など幅広く、全部で20ブース。生徒のアイデアを生かした商品やサービスが並び、どの店舗でも呼び込みや接客に励む姿が見られた。紙加工企業と協力したワークショップや、デジタル決済を活用した企画も実践。作陽保育園園児の演奏や津山商業高吹奏楽部によるステージが会場を華やかに彩り、心地よい交流の輪が広がった。
日用品・生花のブースの店長を務めた辻杏さん(2年)は「準備は大変だったけれど、お客さんから『花がきれいだね』『ありがとう』と言われると本当にうれしく、やりがいを感じました」と笑顔で話した。
