津山商業高校は27日、昨年12月に開催した同校生徒が小売店を運営する第16回「津商モール」の収益金の一部を社会貢献に活用しようと、津山市社会福祉協議会に寄付した。
同イベントには全校生徒475人が携わり、商店街のソシオ一番街、新魚町のアルネ津山、山下の城下スクエアで計18の出店。地域の企業や商店、市外の大学に協力を依頼して厳選した商品を仕入れたほか、オリジナル商品を開発するなどして売り出し大盛況だった。
この日は、地域ビジネス科3年の企画から運営まで全体を統括する「社長」を務めた堀部葵さん(18)と「副社長」の豊福水萊さん(18)が岡山県津山市山北の市総合福祉会館を訪問。「津山市の活性化や地域のために役立ててほしい」と坂手宏次会長に現金3万2852円を手渡した。
坂手会長は「これからの時代を担うみなさんがこのような活動に熱意を持って励んでいることを大変心強く感じています。いただいた寄付金は大切に使わせていただきます」と礼を述べた。
津商モール収益金の寄付は今回で12回目。浄財は同協議会の事業に充てる予定。
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