岡山県津山市内の県立4高校(津山、津山東、津山商、津山工)が連携して地域課題の解決策を探る講座「地域創生学」を本年度受講した生徒たちが8日、魅力的なまちづくりへの提言書を谷口圭三市長に提出した。
「産業」「観光」「医療・福祉」「教育・人材育成」の4分野で、8グループがそれぞれ提案。▽投稿でデジタルクーポンがゲットできるSNS活用による津山の知名度向上▽子どもと高齢者が農業を体験し、育てた野菜で料理を作る「クッキングファーム交流会」―など、若者の視点で地域の将来を考え、アイデアをまとめた。
この日、代表の8人が山北の市役所を訪問。提言書を受け取った市長は「しっかりと生かしていきたい。みなさんにはこれまで以上にまちや地域に関わり、関心を持ってもらい、よりよい津山を一緒に作りましょう」と述べた。津山工業高校3年・松井一真さん(17)は「高校生が体験して作った提言を少しでも市政に役立ててもらえれば」と話した。
同講座は2、3年生36人が参加し、7月31日から8月6日まで開講。フィールドワークも交えて地域課題を学び、提言書とした。