美作高校福祉医療コース1年生と勝北地域のお年寄りたちとの交流会が16日、岡山県津山市新野東の勝北福祉センターで行われ、互いに親睦を深めながら活気にあふれた時間を過ごした。
地域福祉を支える担い手を育成する同コースでは、高齢者とのコミュニケーションを図る実習を実施しており、一人暮らしの65歳以上の高齢者が集う「勝北すみれ会」との交流は2017年に始まり今回で5回目。この日の午前は生徒25人と60～80代の10人が協力して昼食を作り、午後からはレクリエーション活動を実施した。
昼食はカレーライスと白菜のサラダ、デザートを調理。生徒たちはおじいさんやおばあさんたちから、野菜の切り方や肉のいため方などおいしく作るコツを教えてもらいながら、3品を完成させた後、一緒に食事をとり、将来の夢を語るなどして会話を弾ませた。
杉宮に住む山本永子さん（86）は「みんな真面目で素直な子どもたち。一緒にいて元気をもらった」。花房成覇さん（16）は「自分は口下手な方だったけど、お年寄りのみなさんは明るくて話しやすく、楽しく過ごせてとてもよかった」と笑顔で話していた。
