高田小学校 紙すき体験

教育・保育・学校 紙すきを体験する高田小5年生
         

 高田小学校(下横野)で15日、郷土の伝統的工芸品・横野和紙の紙すき体験が行われた。5年生19人が地域に伝わるに手漉(てすき)和紙の技術に触れた。
 同校では地元の伝統に関心をもってもらおうと、和紙の材料や製作工程、歴史について学ぶ授業を実施している。6年生は卒業証書に使う和紙作りに挑戦する。
 県重要無形文化財保持者の上田繁男さん(79)=上横野=の指導で児童は丁寧に手順を踏んでいった。原料のミツマタやトロロアオイを混ぜた紙料液に桁(けた)と呼ばれる紙すき用の道具をつけて引き上げ、ゆすりながら余分な水分を落とした。出来上がった和紙が破れないように慎重に道具からはがした。
 小貝しおりさん(10)は「やってみると手漉きの難しさがよくわかる。完成した時はうれしかった。歴史ある伝統技術なのでずっと残ってほしい」と話した。

紙すきを体験する高田小5年生


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