高級酒の寒仕込み始まる 二十四節気「大寒」 来月下旬には「蔵開き」開催/岡山・津山市

経済・産業 蒸し米から立ち上がる湯気=岡山県津山市で
蒸し米から立ち上がる湯気=岡山県津山市で
         

 きょう20日は二十四節気の「大寒」。1年で最も寒さが厳しいころとされる。

 清酒「作州武蔵」などで知られる岡山県津山市一宮の難波酒造では、高級酒の寒仕込みが始まった。冷気に芳じゅんな香りが漂う中で、熟練の蔵人たちが作業。早朝、「甑(こしき)」と呼ばれる蒸し器で県産の酒米・山田錦が蒸し上がると、真っ白な湯気が酒蔵に広がった。

 「冬は雑菌が少なく、低温で発酵させるため、きめの細かい最高品質の酒ができます」と難波秀之専務。2月22〜24日には恒例の「蔵開き」を開き、しぼりたて生原酒の瓶詰めなどを販売する。

冬の酒蔵で寒仕込みに励む杜氏
冬の酒蔵で寒仕込みに励む杜氏


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