24日に開かれる二宮の高野神社の秋季大祭で「浦安の舞」を奉納する地元の向陽小学校の6年生7人が、連日稽古に励んでいる。だんじりの統一巡行の自粛など祭りの内容が制限される中、「コロナ禍をひと時でも忘れてもらえるような美しい舞を」と真剣な表情で取り組んでいる。
コロナ対応で今年は5年生は参加せず、6年生だけで臨む。浦安の舞保存会の指導を受け、12日から開始。雅楽の調べに合わせ、扇や鈴の扱い方、手足の動きといった一連の所作を確かめている。
岡本夢叶さん(12)、鳥取一花さん(12)、河原沙來さん(11)は「小学生として最後の秋祭り。みんなで動きをそろえ、完璧に舞うことができるよう頑張りたい」と話す。
祭り当日は午後2時から神事が始まり、2時半ごろから浦安の舞。45分ごろから二宮獅子舞保存会の奉納がある。保存会には昨年から子どもたちが加わり、太鼓を担当する。正午ごろから3時ごろまで屋台が出店する。だんじりの展示も行う。
また、4月にオープンした「歴史資料展示館」では、初の「だんじりの写真展と法被展」を31日まで開催中。昭和初期などの貴重な古写真や、11町内会の個性豊かな法被を並べ、祭りの雰囲気を楽しんでもらう。
問い合わせは、同神社(℡28-1978)。
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1 24日の秋祭り本番に向けて稽古に励む子どもたち