岡山県津山市の高野神社の秋季大祭が23日に開かれる。だんじりの統一巡行と、「傘鉾(かさぼこ)」の御神幸が3年ぶりに行われる。神事では今年も地元の向陽小学校6年生が「浦安の舞」を奉納する。
当日は午前10時半までに神社境内にだんじり5台が集まり、神事がある。11時ごろから浦安の舞、11時20分ごろから二宮獅子舞保存会による獅子舞奉納、11時半ごろに獅子舞やてんぐが先導して傘鉾(かさぼこ)の御神幸が宇那提森の御旅所に向けて出発する。境内には屋台も出店する。
児童による浦安の舞は毎年行われており、今年は3人が参加する。佐々木夢さん(11)、本郷育音さん(12)、山本彩葉さん(12)は4日から神社で毎日練習。浦安の舞保存会の指導を受けながら、雅楽の調べに合わせて扇や鈴を使うなど一連の所作に磨きをかけている。
3人は「3年ぶりの本格的な祭りなので、少し緊張もあるけどミスをしないようのびのびと踊りたい」「みなさんに楽しんでもらえるよう動きをそろえ、美しく舞いたい」と話している。
秋季大祭 児童による「浦安の舞」奉納練習/岡山・津山市