岡山県真庭市の太田昇市長らは31日、岡山市の県庁を訪問。真庭高校などの再編整備に関して生徒数だけを基準とせず、地域の合意と理解のもと、生徒に選ばれる魅力ある学校の実現に向けて期限を設けず検討するよう求める要請文を県教委に提出した。
県教委は2023年度以降の新入生が100人を2年連続で下回った場合、再編整備の対象にするなどとした「県立高等学校教育体制整備実施計画」に基づき、23年度84人、24年度74人となった真庭高と、笠岡工業高(23年度99人、24年度96人)に対して再編整備アクションプラン(※メモ)を策定。これを受け、具体的検討を進めるにあたり、留意する内容を要請文にまとめた。
要請内容は▽生徒数のみを基準とせず、特色あるカリキュラムが学べるよう施設を整備し、新たな学校創出を目指す▽前例にとらわれず地域政策と連携し魅力的で選択肢の多い学習環境▽人材育成、産業振興の拠点となるよう期限を設けず、地域の意見を反映し、合意と理解のもとで進めるーの3点。
この日は、太田市長、栗尾典子笠岡市長らが訪れ、上坊勝則副知事と中村正芳教育長に要請文を手渡した。
会談後、太田市長は「勝山高蒜山校地のような少人数の学校もいい。場合によっては異年齢の学びやとするなど、方策は多岐にわたる。子どもたちに選ばれる特色と魅力のある学校づくりが大切。まずは26年度の受験者増加に向け注力を」とした。
【再編整備アクションプラン】《真庭地域》対象校は、勝山、勝山蒜山校地、真庭。方向性は▽普通教育、専門教育のよさを生かす▽複数学科を有し、多様な進路希望にこたえる▽地域や国際社会で活躍、貢献できる人材育成ーの3点。県教委、当該校、自治体などで組織するプロジェクトチームが新校の学科や規模、設置場所、開校年度、地域連携などについて協議する。
《笠岡地域》対象は笠岡、笠岡工業、笠岡商業。