岡山県内の愛鳥家でつくる「野鳥フォトサークル翼」(影山克己代表)の写真展「四季の野鳥2025」が津山市沼のくらやアートホールで開かれ、鳥たちの野生美をとらえた意欲作に来館者が見入っている。19日まで。
市内をはじめとしたサークルメンバー9人が国内外で撮影した野鳥の写真計45点を出展。青い羽根が映えるカワセミや羽根を大きく広げて打ち鳴らすヤマドリ、大木の洞穴から顔をのぞかせるフクロウ、朱色のくちばしが印象的なアカショウビン、水中にくちばしを入れて鋭い目つきで獲物を探すカクアイサなど臨場感あふれる鮮明なカットが並ぶ。
勇壮に舞うクマタカやコミミズクといった猛禽(きん)、台湾のヤマムスメやエクアドルの鮮やかなフウキンチョウも目を引く。会場には訪れた市民らがカットをじっくりと堪能している。
影山代表(76)=山方=は「自然の中で生きる鳥のディテールまでリアルにとらえているのが見どころ。皆さんの目で確かめてほしい」と話している。
