伊原木隆太県知事は20日、美作市滝宮の養鶏場で昨年12月に発生した高病原性鳥インフルエンザの対応でまん延防止に尽力したとして、陸上自衛隊日本原駐屯地(奈義町滝本)に感謝状を贈った。
県の要請を受けて第13特科隊員らを現地に派遣。12月11日から14日まで24時間態勢で、延べ1592人が採卵鶏約64万羽の殺処分などを県職員らとともに行った。
駐屯地体育館で贈呈式があり、隊員約100人が出席。伊原木知事が「初動の素早い対応が大切で、寒い中を24時間交代で大変な作業をしていただき心強かった。県民を代表して感謝申し上げる」と述べ、中川理駐屯地司令に手渡した。
中川指令は「日頃の訓練を生かして迅速に対応することができた。今後も県と密接に連携していく」と話した。
同駐屯地が鳥インフルエンザの対応で災害派遣活動をするのは2015年の笠岡市以来。
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伊原木知事から感謝状を受け取る中川駐屯地司令(左)
鳥インフルエンザ対応で陸上自衛隊日本原駐屯地に感謝状
- 2021年1月21日
- 行政・公共