鶴山小学校(志戸部)で21日、東京五輪の聖火ランナーを務めた永禮信義さん(73)=同=によるトーチに触れる体験会が行われた。児童たちは興味津々の様子で眺め、手に持って校庭を走りランナーの気分を味わうなどして楽しんだ。
地域住民らから伝統文化や遊びを学ぶ「自然むかし遊びクラブ」に所属する4〜6年生23人が参加。永禮さんは同クラブの指導員。
式典で使った約70㌢のアルミニウム製のトーチを見せ、炎が消えにくいしくみや、正しい持ち方などを説明した。「火が顔のそばにこないように高く掲げ、笑顔で手を振って走る」などとアドバイスを受けながら、児童たちはトーチを掲げてにこやかに駆け抜けた。
6年生の羽入田将武君(12)は「思ったよりも軽くて持ちやすいことにびっくりした。聖火リレーが見えず残念だったけど、貴重な経験ができてとうれしい」と話した。
永禮さんは聖火リレーで走る姿が地域の子どもたちの励みになればとランナーに応募。「コロナ禍で厳しい時代だからこそ、希望を忘れずに挑戦してほしい」と語った。
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トーチを掲げて走る児童
鶴山小で聖火ランナー体験会
- 2021年5月22日
- 教育・保育・学校