鶴山小学校の2年生約50人が14日、同校近くの田んぼで稲刈り学習をし、実りの秋を実感した。
農業の大切さに理解と関心を深めようと毎年実施している。寺阪豊さん(71)所有の水田(5㌃)に集まった児童たちは、「のこがまを回しながら手前に引いて刈りましょう」と説明を受け、かまで刈る人と、脱穀のためコンバインに束を運ぶ人に分かれて順番に体験した。
この日刈ったのはもち米のヤシロモチで、黄金色に稲穂が輝く中、■ザクッ、ザクッ■と音を立てて収穫。慣れない手つきだった子どもたちも次第にうまくかまを使えるようになり、稲の束を手にして笑顔を見せていた。
秋元空君と永■睦彩さんは「とても楽しくて、刈り取った稲は少し重かった。お米がたくさんできてうれしい」と話していた。
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刈り取った稲を手渡す児童