鶴山漆器「木地師13代・小椋芳之作品展」

芸術
         

 鶴山漆器「木地師13代・小椋芳之作品展」が新魚町のアルネ津山4階・アートギャラリーで開かれ、伝統の技が光る木工芸に来館者が見入っている。6日まで。
 「千軒刻研出本漆塗」を受け継ぐ木地師で県重要無形文化財保持者の小椋さん(75)=鉄砲町=が、トチやケヤキなどを轆轤挽(ろくろび)きし、本漆塗りで仕上げた大小約150点を出展。
 直径約90?の広盆をはじめ、盛器やこね鉢、角盆といった作は、渋い光沢の中に美しい玉杢(もく)、縮み杢が浮かぶ。会場の一角では独特の道具による轆轤挽きを実演し、ビデオ映像でも一連の手仕事を紹介。
 小椋さんは「コーヒーカップやペン皿、小判形の菓子器など普段使いの小物もあるので、気軽に見に来てほしい。1200年続く木地師の技術にふれてもらえたら」と話している。

広盆などの作品と小椋さん


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