美咲署は19日、美咲町書副の柵原図書館前駐車場で、地域の高齢者を対象に、不注意による事故の発生軽減が期待できる運転支援機能がついた車(安全運転サポート車)の体験試乗会を開いた。
同署が「交通安全重点地区」としている書副の老人クラブ会員15人が参加。岡山ダイハツの職員らが自社の車を持ち込み、前方の障害物を感知して停車する「衝突被害軽減ブレーキ」やブレーキとアクセルの踏み違いによる加速を抑制する装置について説明をした。
その後参加者は、同社の職員が運転する軽自動車に乗り、装置が作動する過程を確かめた。農家の畑口辰江さん(78)は「仕事で毎日運転している。常に気をつけているが、車の方にも安全な機能が付いていると心強い」と話した。
同署によると、今年1〜6月の間、管内で発生した人身事故は19件。そのうち高齢者5人が死傷した。田中一義交通課長は「落ち着いて運転するのが事故防止につながる。時間や心にゆとりを持って行動してほしい」と呼びかけている。
(安全運転サポート車)体験試乗会
- 2021年7月30日
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