2月定例県議会の一般質問で、本山紘司議員(自民、津山市・苫田郡・勝田郡)=写真=は、重要伝統的建造物群保存地区の歴史的資源を生かした観光振興やまちづくり、大型観光企画のデスティネーションキャンペーン(DC)などについて当局をただした。主な質疑は次の通り。
本山県議 過去の定例会で津山市の観光客向け駐車場について城東、城西地区ともに未利用県有地の提示など、市から相談があれば積極的に協力すると答弁があったが、相談の有無と協力状況は。来年度のプレDC、2022年の本番DCに向け、城西や城東地区の観光振興をどう支援するのか。城西地区の無電柱化に県の支援策は。城西地区の空き家の利活用のサポートは。
小林産業労働部長
駐車場については昨年度、津山市から相談があり、未利用県有地について情報提供を行った。これまでのところ具体的な動きには発展していないが、今後も相談があれば積極的に協力していきたい。
プレDCなどについては、市町村などと連携し新たな観光素材の開発に取り組んでいるが、アートやグルメ、町並みなどを掛け合わせた企画に城東地区を散策スポットとして組み込み、魅力的なプランとなるよう津山市と連携して検討を進めている。また、岡山駅から津山線の旅を楽しむおもてなし列車の運行も検討しており、二次交通と観光素材を組み合わせて広く発信し誘客を図っていきたい。
原田土木部長 まずは津山市で重伝建地区のまちづくりや防災など、地域の実情に合わせた城西地区の無電柱化計画を検討することが必要と考える。相談があれば、無電柱化の整備手法や国の補助制度の情報提供など協力を行っていきたい。
城西地区は、魅力的な町並みを維持するためには空き家対策も大きな課題。市などから相談があれば、利活用のため長期的な地域の体制づくりに向け、空き家対策のノウハウを持ったコーディネーターの派遣や建築に関する技術的な助言など積極的な支援を行いたい。
2月定例県議会一般質問
- 2021年3月11日
- 行政・公共