2021年分所得税の確定申告 16日から

経済・産業
         

 2021年分所得税の確定申告が16日から始まる。新型コロナウイルスの感染リスク低減のため、インターネットによるe―Tax(国税電子申告・納税システム)の利用を推進し、申告期限は所得税と復興特別所得税、贈与税が3月15日まで、個人事業者の消費税、地方消費税が同31日まで。新型コロナの影響により申告が困難になった納税者については、申告・納付期限の延長を4月15日まで申請できる。
 津山税務署(田町)でもe―Tax利用を呼びかけ▽給与の源泉徴収票をスマホで撮影すると自動入力できる▽マイナンバーカードをスマホで読み取ればICカードリーダライタなしで作成可▽マイナポータル連携の自動入力にふるさと納税などが追加―といったメリットの周知を図っている。申告期限まで24時間利用可能で、パソコン、スマホでの申告にはマイナンバーカードかID・パスワードの入力が必要。
 一方、申告会場で書類を作成、提出する市民には、3密回避のため時間帯指定の入場整理券を当日、直接配布(午前8時半〜)し、ラインでの入場予約もできる。申告書にはマイナンバーの記載が必要で、国税庁ホームページから出力した用紙で提出する場合もマイナンバーカードの提示、または同カードか通知カードと本人確認書類(運転免許証など)の写しの添付が必要となる。
 新型コロナウイルス関連の療養や自宅待機などで期限内申告できなかった人については、申告書の余白などにその旨を記載すれば、延長申請できる。
 確定申告が必要なのは▽事業所得や不動産所得などがあり、年間の所得金額が所得控除の合計額を超える人▽土地、建物などを譲渡した人▽サラリーマンでは、給与の年収が2000万円を超えるか給与以外の所得が20万円を超える人、2カ所以上から給与を受けている人―などが対象。
 同署では「できるだけ自宅から申告できるe―Taxを利用してほしい。給与所得や公的年金、雑所得、一時所得もスマホ対応している」と呼びかけている。
 問い合わせは、津山税務署(●223147)。


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