2021年県広報コンクール(県主催)の入賞作が決まり、広報紙の部で特選は津山市の「広報津山」が8年ぶり10回目、西粟倉村の「広報にしあわくら」が初受賞した。
広報津山は、市内で農業を営む男性3人を特集にした12月号。移住や転職を機に就農した経緯、稲作や果樹栽培にかける思い、生きざまをインタビューを交えて紹介しており、審査評では「人物の自然な表情をとらえた写真、丁寧な記事により、人柄が伝わってくる」とされた。
広報にしあわくらは、「茶人に学ぶ」と題した特集の7月号。村内で茶道教室を主宰する神原美津子さん(93)にスポットを当て、インタビューをメインに茶道の奥深さと魅力に迫っている。写真だけでレイアウトしたページや、刷新した手書きの表紙タイトルはインパクトがあり、審査評では「従来の広報紙のイメージを大きく変え、読み物として手元に置いておきたくなる作品に仕上げている」とされた。
このほか「一枚写真」の部では、美咲町の「広報みさき」が特選を受賞。全国高校野球選手権岡山大会に臨む球児の姿が印象的な8月号のカットが評価された。「映像」の部では、林業の仕事をテーマにした真庭市が特選を受賞。
同コンクールは5部門に計58点の応募があり、グラフィックデザイナーや報道関係者らが審査。各部門の特選は全国広報コンクールに出品される。特選のほか県北では広報紙の部で真庭市が入選、美咲町が佳作、一枚写真の部で美作市が入選、奈義町が佳作、映像の部で美作市が佳作に選ばれた。
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広報紙の部で特選を受賞した「広報津山」12月号と「広報にしあわくら」7月号
2021年県広報コ ンクール 広報にしあわくら初受賞
- 2022年2月12日
- 行政・公共