「2022津山市民総合音楽祭」が4日、山下の津山文化センター大ホールで始まった。18日まで計3回行われ、市内で活動する計23団体約280人が日ごろの成果を発表する。
津山文化振興財団が主催する恒例のコンサート。コロナ禍の影響で3年ぶりの開催となった。初日は「合唱室内楽コンサート?」を実施し、10団体約140人がマスクを着けるなどの感染対策をして出演した。
このうち「津山邦楽合奏団」は琴を演奏。メンバー13人で奏でる幽玄な調べが会場を包み込んだ。津山市民合唱団「はるか」は長年親しまれてきた唱歌「旅愁」(ジョン・P・オードウェイ作曲、犬童球渓作詞)をアカペラで披露した。バス、テノール、アルト、ソプラノの美しいハーモニーが響き渡り、聴衆約480人は静かに耳を傾けた。各グループの演目が終わるごとに大きな拍手が送られた。
市内のコーラスグループで活動を続けている川育子さん(81)=小原=は「みなさんの頑張っている姿を見て、元気とやる気が出た。来年こそは新型コロナウイルスが収束し、自分たちも参加できるようになりたい」と話した。
11日は「合唱室内楽コンサート?」、最終日は「日本音楽コンサート」が開かれる。開演は両日とも午後1時半から。
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美しい琴に調べを奏でる津山邦楽合奏団
2022津山市民総合音楽祭