12月18日夜に行われた漫才日本一を決める 「M―1グランプリ2022」 決勝で、 岡山県津山市出身のお笑いコンビ・ウエストランドが優勝し、 第18代王者に輝いた。 過去最多7261組の頂点に立ち、 市民らから多くの祝福の声が上がっている。
井口浩之さん(39)=津山市上田邑出身=と、 河本太さん(38)=津山市福田出身=。 津山西中学校と津山商業高校の同級生で、 2008年にコンビを結成し、 爆笑問題の事務所 「タイタン」 に所属。 コンビ名は、 子どものころよく遊んでいた岡山県津山市二宮のショッピングセンター・ウエストランドから 「勝手に付けたもの」 という。
2年前に初進出した決勝では9位と悔しい結果に。 当時の本紙の事前インタビューに 「生まれ育った津山は僕らの笑いの原点。 優勝して津山を盛り上げたい」 (井口さん)、 「我々を育ててくれた津山の方々、 迷惑をかけた家族に少しでも恩返しできれば」 (河本さん) と語っており、 2年越しでその思いを実現した形だ。
悲願達成に地元も喜びに沸く。 テレビ中継を見守った井口さんの母・真理与さん(66)には、 知人らからLINEなどたくさんのメッセージが届いた。 「まさか優勝するとは思っておらず、 夢みたいで信じられない。 応援してくれた人たちへの感謝の気持ちを忘れず悪口漫才も言いすぎないように、 今後も頑張ってほしい」 と感無量な様子。
幼稚園から高校まで井口さんの同級生だった会社員女性(38)=広島市=は 「駆け出しのころから応援してきて、 決勝は祈りながら見ていた。 暗いニュースが多い中で、 こんなにうれしいニュースで幸せな気持ちにさせてもらった」 と話していた。
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