障害のある人たちの体験講座「みしゃモンカレッジ」が5日、岡山県美咲町北の北ふれあい会館で開かれ、受講生らが元THE BLUE HEARTSのドラマー・梶原徹也さん(59)と一緒に太鼓を手作りし、音楽の楽しさに触れた。
1〜4期生とカレッジサポーターら計約30人が参加し、バケツの穴に色鮮やかなガムテープを覆うように貼り、それぞれ太鼓を作成。梶原さんのタムやスネアドラムのリズムに続き、全員で息を合わせながらを音を刻んだ。
梶原さんのソロパフォーマンスの後、希望者が一緒にドラムセットを体験。参加者は掛け声や手拍子を送り、盛り上がった。
1期生の赤木颯太さん(23)は「自分で工作した太鼓を使って梶原さんと演奏できてすごく楽しかった」。サポーターの石井千栄子さん(68)=同町江与味=は「みんなで体を使って楽しめて良い経験になった」と話した。
同カレッジは「障害があっても大学に行きたい」「体験したい」という声から、2017年より同町社会福祉協議会が年に3回開講。2回目のこの日は、4期生2人の入学式もあった。