岡山県津山市内の木材加工など5社が美作材の魅力を広めるために共同で立ち上げたブランド「TSUYAMA FURNITURE 津山家具」の展示会が、山北の市役所1階市民ホールで開かれている。厳選した美作ヒノキ・スギの木肌や質感を生かし、現代の生活スタイルに合わせてデザインした製品を紹介している。18日まで。
イマガワ、すえ木工、髙橋工芸、津山銘木、松永建材店がそれぞれの技術を用い、質の高い地元産材の美しさをシンプルに表現した家具シリーズを誕生させた。材の地産地消の仕組みも生み出したいという。
10種類を展示。ヒノキの板目を外板にあしらったコンパクトキッチン、ヒノキの板を透過した優しい光が照らすフロアライト、簡単に持ち運びできる折りたたみテーブル、心地よく空間を仕切るソファ、格子を全面に生かしたテレビボードなどが並ぶ。木目や色合いとともに優れたデザインが訪れた人たちを魅了。どの家具もぬくもりを感じさせ、暮らしに溶け込む仕上がりになっている。
同ブランドは、津山市地域雇用創造協議会の取り組みの一つとして2019年にスタートしたプロジェクト。展示会は、昨年10月にポート・アート&デザイン津山と東京での開催に続いて3回目。市役所では午前8時半〜午後5時15分で、最終日は3時まで。
p
会場に並ぶ「TSUYAMA FURNITURE 津山家具」ブランドの家具