岡山県津山市領家地区のとんど祭りが14日、同地区の広場で行われ、住民約50人が持ち寄った正月飾りなどを焼いて1年間の無病息災などを願った。
青壮年部が主催し、今年で42回目。同部のメンバーが近くの山から切り出した青竹30本を高さ約13メートルの円すい形に束ね、お飾りや書き初めの書をその中に置いて準備した。
小山和三同部会長が火入れをすると勢いよく燃え上がり、歓声が上がった。この後、今年の恵方の東北東に竹を倒し、残り火で餅を竹に挟んだり、鉄器の上に載せて焼いたりと、和気あいあい伝統行事を楽しんだ。
小山会長は「今年は元日から能登半島地震が発生するなど大変な年になっている。地区の住民はもとより、多くの人が健康で穏やかな日が過ごせる年になってほしい」と話した。