住民団体などが主体に美作県民局と進める2024年度「美作国創生公募提案事業」のプレゼンテーション審査会が27日、岡山県津山市の同局であり、5団体が地域活性化に向けた取り組みをアピールした。4月末をめどに採択事業を決定する。
9件の応募から書面審査を経た管内の企業や任意団体などの代表者が参加。それぞれ、地場農産物を使った産学官連携による新商品開発、県北で今秋開かれる「森の芸術祭」に合わせた美作国ミュージアムマップの制作、ビジュアルプログラミングで未来のまちを構築する小学生対象の「マインクラフトチャレンジ」といった事業の概要、目的を10分間の持ち時間で説明した。
有識者6人の審査委員が「県との協働にどんなメリットを期待しているのか」「配布先や制作期間は。広域性の面はどのように考えているのか」「マインクラフトを知らない児童にもPRすべきでは」などと質問し、公益性、先駆性、継続性といった観点から採点。
美作県民局の同事業は恒例で実施し、新年度は7テーマの事業に対し、200万を上限に経費を補助(2回目上限100万円)。23年度は5団体に計約800万円を補助した。