岡山県津山市にある津山高専ラグビー部が、高専大会の地区予選を勝ち抜き、中国四国第1代表として1月に開かれる「第54回全国高専ラグビー大会」への出場権を獲得した。10年連続11回目の全国切符となる。
部員は1〜5年の19人。体格的には大きくないものの、ボールを積極的に動かしながら展開する攻撃、しつこくタックルしてボールを奪い返す粘り強い守備が特徴だ。
山口市で11、12日に開かれた中国地区高専体育大会・全国高専ラグビー大会中国四国地区予選。課題の立ち上がりを修正して徐々にリズムを作り、松江高専に9トライを挙げて59―12、宇部高専には7トライを決めて43―7で勝利し、第1代表の座をつかんだ。
前回の全国大会で初の準優勝に輝き、「昨年見れなかった景色を見る」を目標に掲げ、練習に取り組んできた選手たち。荒木祥一監督は「全国大会にはチャレンジャー精神で臨み、やってきたことを全て出しきりたい」と話している。