岡山県津山市安井の平田美代子さんが満100歳の誕生日を迎えるのを前に11日、谷口圭三市長らが入所先の特別養護老人ホーム・あかり(勝央町小矢田)を訪問し、長寿と健康を祝った。
平田さんは1924(大正13)年、同町豊久田生まれ。教員だった夫と結婚し1男1女を授かった。教職に携わる長男夫婦と同居し、孫2人の成長も見届けた。2010年ごろから介護サービスを利用し、クイズやクロスワード、カラオケを楽しむほか、大の野球好きで、巨人戦があるたびにテレビで応援していた。
骨折を機に今年2月、同施設に入所。現在は多くの孫、ひ孫に恵まれている。耳が達者で、長寿の秘訣はだれとでも会話を楽しむことという。
この日は谷口市長が祝い状と記念品を贈った。長男夫婦と施設職員に見守られながら平田さんは「100歳を元気に迎えることが夢だったので、こうしてみなさんに祝ってもらえて本当にうれしい」とほほ笑んでいた。
市内の100歳以上の高齢者は平田さんを含め、91人(男性10人、女性81人)となっている。