12月、県内主要観光施設30カ所の利用者調査

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 岡山県がまとめた昨年12月の県内主要観光施設30カ所の利用者調査によると、全体では27万6530人と前年同月比26・2%減で、11月(同14・4%減)に比べてコロナ禍による落ち込みが鮮明化した。美作県民局エリアの客足も同18%減と前月(同5%減)を下回った。
 3県民局(備前、備中、美作)管内ごとに月別利用者数を集計し、美作エリアの10施設は計6万7687人。このうち津山城(山下)は前年同月比15・4%減の2650人、津山まなびの鉄道館(大谷)も27・1%減の1792人と低迷。
 後楽園(岡山市)などの備前県民局エリアの10施設は、6万1514人(同45・7%減)と前月(同19・9%減)を大きく下回り、備中県民局エリアは14万7302人(同17・7%減)で前月(同17・2%減)とほぼ同水準。
 同時に調査しているホテルや旅館の利用状況では、任意に選んだ50施設のうち回答が得られた42施設の宿泊者数は前年同月比18・7%減と10月(同10・5減)より悪化。
 県観光課では「感染拡大に伴うGoToトラベル停止や行楽の自粛を背景に、これまでの回復傾向から減少に転じてきた。感染の収束が最優先だが、状況を注視して再び振興策を実施できる時期を見極めたい」としている。


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