第2期「津山市まち・ひと・しごと創生総合戦略(2020〜24年度)の取り組みを検証する、市地域創生推進会議の経済分科会が、10日、市役所で開かれ、昨年度の進ちょく状況を踏まえて意見を交わした。
有識者、産業、金融機関、メディア、労働団体などでつくるメンバーが出席。事務局から、総合戦略の19の数値目標と、基本目標ごとに設定されたKPI(重要業績評価指数)127項目について昨年度実績の報告があった。
総合戦略の数値目標のうち、「目標数値を達成」したのは6、「順調に推移」は7。「取組強化・改善が必要」は5で▽年間観光客入込数▽婚活事業でのマッチング数▽全国学力調査で偏差値50を小中学校ともに超える▽津山を好きと感じる人の割合▽防災に関する訓練、勉強会などを実施する自主防災組織の数―だった。
KPIでは、「取組強化・改善」は37で、主に▽つやま和牛を提供する市内の飲食店▽サテライトオフィスを利用する県外の企業数▽まちなか子育て支援拠点の利用者数▽中心市街地の歩行者・自転車通行量―などを挙げた。
委員からは「地方創生が始まったころの数値を追いかけるのではなく、その都度、目標値の見直しを」といった声が上がった。
同会議は経済分科会、社会環境分科会に分けて1回開催している。