岡山県美作市の第9回「男女共同参画推進者」表彰式が1日、同市栄町の市役所で行われ、ワークライフバランスへの配慮や子育てしやすい職場づくりに取り組む2事業者を表彰した。
だれもが働きやすい環境づくりに積極的な事業所などを対象にし、本年度は産業用電源受配電設備など製造のモリナリー(盛本哲也社長、同市笹岡)、医療・介護福祉事業の美作名倉堂(森本正章社長、同市栄町)を選出。
萩原誠司市長が両社長に表彰状と木製トロフィーを手渡し「どちらも女性や若者の働きやすさなどに取り組んでおり、素晴らしい」とたたえた。
経済産業省の健康経営優良法人に認定されているモリナリーの盛本社長は「女性が働きやすい環境を整備し、子育て中の社員への教育支援手当を設けたり、女性向けの健康診断を会社負担にしたりもしている」。美作名倉堂の森本社長は「10事業所のうち管理職の9割が女性で、それぞれ細やかで心のこもった仕事ぶりに感心している。引き続き女性が活躍できる職場にしていく」と話した。