5期20年の任期を終えた岡山県鏡野町の山崎親男町長(71)の退任式が9日、同町竹田の同町役場で開かれた。
退庁時間の午後5時15分になり、山崎町長が役場の玄関に姿を現すと、集まった職員約80人が拍手で出迎えた。職員を代表して武本吉正教育長が「20年の長きにわたり鏡野町政を先頭に立って支え、大変な財産を残していただいた」と労をねぎらった。
山崎町長は「教育長から温かい言葉をいただいたが、鏡野町に残した財産というのは、職員一人ひとりだと思っている。20年間支えてくれてありがとう」と感謝の気持ちを述べた。花束を受け取り、花道に並んだ職員の大きな拍手に見送られながら、笑顔で役場を後にした。
