岡山県真庭市落合垂水地区の備中川に設置された無動力ゲートの竣工式が9日、開かれた。
2018年の7月豪雨時に浸水被害が出たのを受け建設。バランスウエイトとフロートにより、わずかな水位差で自動的に開閉する。大小2基で、ステンレス製。大は幅2.75メートル、高さ2.5メートル。小は丸形で直径1メートル。8月までに監視カメラも設置する。総工費約1億1500万円。
式は同所のプラムタウン真庭会議室であり、関係者ら約40人が出席。太田昇真庭市長が「治水は政治の原点。県と地域の皆さんと一緒になって住民の生命と財産を守っていく」と述べた。