2019年度の赤い羽根まちづくり福祉活動助成事業報告会が24日、岡山県津山市山北の市総合福祉会館で開かれ、赤い羽根共同募金から助成を受けた3団体が1年間の活動内容や成果を発表した。
住民主体の地域福祉活動の成長を応援するとともに共同募金の啓発を目的に、連合町内会支部(上限20万円)、または町内会(同10万円)に助成。今回は西新座東町内会、北園町あたたかいまちづくり実行委員会、加茂町樽井前町内会が取り組んだ。
3団体の代表者は、一斉清掃や防災訓練、防災マップづくり、さつまいもの植え付けや収穫、交流の場づくりなどについて発表し、審査員(6人)からの質問に答えた。
そのうち、加茂町樽井前町内会(23世帯、85人)は、土砂災害特別警戒区域の追加など防災マップの見直し、危険箇所の点検、避難訓練、防災研修会などの内容を報告。「今回の避難訓練は、自宅から自分で考えて一番安全に早く避難所に行く選択を住民にまかせた。被災者から実体験を聞いた研修会では、幅広い年代で『自分の命は自分で守る』という意識が高まったと思う。これからもこの活動を続け、誰もが安心して暮らせる地域を目指したい」と結んだ。
最後に選考審査会の清原三郎委員長が講評し「地域住民のきずな、つながりの大切さを再認識する発表ばかり。これからも一層活発な活動を期待している」と述べた。
同助成事業は平成23年から行っている。
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活発な活動が紹介された報告会
2019年度の赤い羽根まちづくり福祉活動助成事業報告会ひらかれる/岡山・津山市
- 2020年3月31日
- 医療・福祉