◎…2020年が暮れようとしている。今年もさまざまなニュースや出来事が駆け抜けたが、コロナで始まりコロナで終わった感だ。
◎…津山市でも市民生活や経済に大きな影響が及んだ。市は予防や産業支援策など多くの事業に取り組むが、果てないコロナ禍との戦いの中、多くの課題への対応に迫られながら越年する。
◎…例年とは違った年末の風景だ。忘年会でにぎわうはずの師走のまちをコロナが直撃し、暗い影を落とす。自粛のため帰省客は少なく、古里での再会がかなわない人も多い。
◎…暮れゆくまち並みは年の瀬の気ぜわしさそのままに、行き交う車のヘッドライトが光の帯を描く。まちの行く末に〝赤信号〟が灯(とも)らぬよう穏やかな日々を願うばかり。漂う不安の中で輝く夜景に新年の希望を託し、本紙はひと足早く2020年にサヨナラする。
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行き交う車が光を点滅させる鶴山通り