中四国農政局が12日に発表した県内の水稲の作況指数(9月25日現在)は98。天候不順の影響を受け、この時期では6年ぶりの「やや不良」となった。
6月下旬から7月上旬の日照時間が少なかった上、8月中旬以降は雨続きと低温で米粒の肥大が進まなかったという。特にわせ品種が大半を占める県中北部で影響が大きく、指数は97の「やや不良」、なかて、おくて品種中心の県南部は99の「平年並み」。
10㌃当たりの予想収量は520㌔で、トビイロウンカの被害が大きかった前年同期より15㌔多い。中北部の同予想収量は508㌔で前年比7㌔増。
主食用の作付け面積は2万7900㌶(前年比3・5%減。予想収穫量は14万5100㌧で前年に比べて0・5%減となる見込み。
2021年水稲作況指数