美作地域の旧出雲街道を歩破する「出雲街道を歩こう会」が15日、岡山県津山市から城西地域にかけ開かれ、30〜80代の約70人が歴史ロマンを満喫した。
出雲街道勝間田宿の会主催、出雲街道勝山宿の会、城西まちづくり協議会共催。津山市の久米ふれあい学習館から出発した。約7キロの行程で、同所の中須賀船着場・常夜燈、津山市神戸の吉田神社、津山市二宮の高野神社・宇那堤森(うなでがもり)などをゆっくりと散策した。
城西地区からは津山観光ボランティアガイドの会会員の案内で西寺町界隈の寺社を巡った。西今町の国登録有形文化財の作州民芸館では甘酒の振る舞いがあった。美作国建国1300年を機に2021年に出雲街道を歩こう会を始めた同勝山宿の会の石川日出夫会長(88)は「次回が最後。ここまでできるとは思っていなかった。美作地域の宝である出雲街道を多くの人たちと共有できて本当に良かった」と話していた。
真庭地域内の出雲街道(7回)、大山みち(6回)に続き、今回は津山、美作市、勝央町の出雲街道の踏破を目的に企画した「出雲街道を歩こう会Ⅱ」(6回)の第5弾として開催。最終回の舞台は津山市の城東地区で、今年10月23日の開催を予定している。