岡山県真庭市蒜山地域一帯の山開きの神事が14日、中蒜山(1123メートル)麓にある塩釜石彫公園(同市蒜山下福田)で行われた。地元の観光、山岳関係者らがシーズン中の無事故、登山者の安全を祈願した。
蒜山観光協会(石賀幹浩会長)が主催し、行政職員や真庭署員を含む15人が出席。公園内にある石のオブジェの前で福田神社の入澤喜一宮司(56)が祝詞を奏上し、参列者が祭壇に玉串を捧げた。
石賀会長は「5月は新緑が美しく、7月から秋にかけて山登りに最適な季節となる。訪れた人たちが、山道の花や周りの景色に心を癒し、すばらしい思い出つくってもらえたらうれしい」と話した。
同観光協会によると昨年は約5万人の登山客が訪れた。中蒜山、上蒜山(1202メートル)、下蒜山(1100メートル)を合わせた蒜山三座は、初心者や家族づれも楽しめる人気のスポット。「水筒や帽子など必需品をしっかりと備えた上で、事故に気を付けながら楽しんで欲しい」と呼びかけている。シーズンの終了は11月下旬ごろの予定。
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山を臨み登山の安全を祈願する関係者ら
岡山県真庭市蒜山地域 関係者ら神事