第38回「津山第九演奏会」(12月4日開催予定・岡山県津山市)に出演するソリスト(独唱者)を決める公開オーディションが15日、山下の文化センターで開かれた。アルト、ソプラノ、バスを担当する計9人が観客や審査員の前でのびやかな歌声を披露した。
演奏会はコロナ禍の影響で中止ており開催は3年ぶりで、公開オーディションは今回初めて。県内外で活躍する18歳以上のプロやアマチュア13人の中から1次審査を通過した人がオーディションに参加した。主催する「津山第九をうたう会」の役員や指揮者が審査員を務めた。
出場者はアルト4人、ソプラノ3人、バス2人。ピアノの伴奏に合わせて課題曲ベートーべン作曲の「交響曲第9番」と自身が選んだドイツ歌曲を歌った。
津山第九をうたう会・秋山貴会長は「合唱や演奏との調和がとれていることが重要で、そこを判断しながら決めていく」と述べた。合格は各パート1人ずつで、決定次第、津山文化振興財団のホームページで発表する。
また、約50人がオーディションの様子を観賞。合唱団に参加した経験のある菅原知美さん(50)=美咲町打穴中=は「久しぶりに聴けて良かった。高いレベルの人が集まっていて、演奏会の開催が楽しみ」と話した。
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オーディションに臨む出場者
第38回「津山第九演奏会」ソリスト公開オーディション
- 2022年5月17日
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