男子ゴルフ、欧州ツアー(DPワールドツアー)のカズーオープンは24日、パリ郊外のル・ゴルフ・ナショナル(パー71)で最終ラウンドが行われ、岡山県津山市出身で21歳の久常涼が通算14アンダーとし、同ツアー初優勝を果たした。7バーディー、2ボギーの66をマークして前日の4打差5位から逆転した。比嘉一貴選手は6位。
久常選手は作陽高(現・作陽学園高)3年時にプロ転向、プロ1年目の2021年に国内下部ツアーで3勝。今季は欧州ツアーを主戦場としている。日本勢で欧州ツアー制覇は青木功さん、松山英樹さんに次いで3人目の快挙。
父親の公務員・久常正人さん(45)=岡山県津山市=は「2週間続けて大きな大会があったが、予選落ちが続いていた。リフレッシュできたのだと思う。ゴルフはいつも良いスコアで回れるスポーツではない。夢であるアメリカのツアーに出られるように、努力を惜しまないで欲しい」と話していた。