岡山県津山市小田中、聖徳寺の「和霊祭」が30日開かれ、檀家や参拝者の無病息災、商売繁盛、新型コロナウイルスの終息などを祈願した。
新型コロナ感染拡大防止のため、例年境内で行っている炎の祭典・柴灯大護摩供、各種イベントは中止し、本堂内で法要を行った。午前中は津山近辺の6カ寺の住職による大般若転読と、参拝者らの願い事が記された護摩木がたかれ、参拝者は手を合わせて家内安全などを願った。午後からは阿形覚昇住職のみでお勤めを行った。
阿形住職は「みなさんの思いとともに、コロナの終息と疫病退散、豪雨災害の復旧、犠牲者の供養を願った。来年は工事を進めている和霊殿が完成するので、境内で再び和霊祭ができることを祈りたい」と話していた。
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本堂で営まれた和霊祭の法要