岡山県津山市保育協議会の就職ガイダンス「つやまの保育」が20日、同市北園町の美作大学で開かれ、保育士を目指す県内外の学生たちが市内の各保育園やこども園の日常を知り、理解を深めた。
市内に就職を希望する同大学・同短期大学部や島根県などの学生たち17人が参加。協議会に加盟する27園がブースを設け、行事や取り組み、保育方針などを紹介したパネルを掲示。保育士らが参加者たちの質問に答えていた。
このうち城北保育園では、保育士の鈴木翔子さん(25)らが「苦手な分野があって困っている」「学生時代に何をしたらよいか」といった問いに対し、「苦手な部分を克服する努力も必要だが、得意な分野を生かすことも考える」「授業で基礎を身に付ける以外に、多くの経験や体験を積むこと。時間を有効的に使ってほしい」と助言。学生たちはメモを取るなどして耳を傾けていた。
同短期大学部幼児教育学科2年・森大起さん(19)は「各園の魅力や特色を学ぶことで、子どもたちとのかかわり方や保育のあり方などを思い描けるようにしていきたい」と話した。