岡山県津山市山北の津山総合体育館で19日、「市戦没者追悼式」が開かれ、日清戦争から第2次世界大戦までの戦没者3661柱の冥福を祈り、恒久平和への誓いを新たにした。
来賓と遺族の計約150人が参列し、祭壇に向かい、全員で黙とう。谷口圭三市長が「先人たちの多大な犠牲、築かれてきた繁栄の礎に思いをはせ、命の大切さや平和の尊さを次世代に継承することは私たちの重大な責務」と追悼の辞を述べた。
中島完一市議会議長に続いて、遺族代表の市遺族連合会・岸本清美さんの代理として、安井一枝さん(80)=同市安井=が「ロシアによるウクライナ侵攻など戦争は今も身近にあり、恒久平和の実現に向けて決意を新たにしなければならない」とあいさつを代読した。
このあと一人ずつ献花台に白菊を手向けた。