岡山県津山市の本年度新規採用の教職員を対象にした研修がこのほど、同市山下の津山郷土博物館をはじめ、計3施設で行われ、39人が見学や講義を通して、市の歴史や文化を学び、研さんを積んだ。
学校現場での指導に生かそうと市教委が企画。グローブスポーツドームで、スポーツトレーニングとダンスを融合した「リズムジャンプ」の講義を受けたほか、津山洋学資料館を見学するなどした。
津山郷土博物館では、小郷利幸館長が館内を案内。1934(昭和9)年に市庁舎として建てられた建物や数々の展示品を紹介していった。大きな津山城の模型の前では、城の造りに関して説明。「山を削って平にし、石垣を築いた平山城で、東部の位置する丹後山からの弓矢の攻撃を想定して天守は本丸の真ん中に造らず、西側に建てられたとされる」と話した。
新米の教員たちはメモを取るなどして熱心に耳を傾けていた。