ステンドグラス教室「カトレアグラス」(五郎丸多美子代表)の作品展が30日から31日まで、岡山県津山市のアルネ津山4階・市立文化展示ホール開かれている。ほのかな光に照らされた色ガラスと美しい装飾が作り出す幻想的な世界が来場者を魅了している。
コロナ禍を経て4年ぶりに開催する同展には、講師の五郎丸代表(70)=茅町=と50〜70代の会員計30人が制作した約200点を展示。
アメリカのガラス工芸家・ルイス・カムフォート・ティファニー(1848〜1933年)の作品を参考に仕上げた「ティファニーランプ」をはじめ、行灯(あんどん)やオブジェ、鏡などがずらり。花や虫を表した細工やモザイク装飾が印象的で見る人を引き付ける。このほか、昭和時代に用いられていた技術とデザインを取り入れた「昭和型板ガラス」を活用したレトロな意欲作もあり、訪れた人たちは一点一点興味深そうに眺めている。
五郎丸代表は「4年の間、励んで完成させた力作がそろっている。楽しみながらステンドグラスの魅力に触れてみてほしい」と話している。