2023年春の岡山県議選(3月31日告示、4月9日投開票)津山市・苫田郡・勝田郡選挙区(定数4)に、新人で保育士の小原なおみ氏(46)=岡山県津山市西吉田=が20日、無所属で立候補する意向を表明した。
記者会見で「社会の多様性実現には多様な意見の反映が不可欠で、現在は保守が地盤を固めているが野党の議席、女性の県議も必要。労働者、女性、母親として感じてきたこと、25年間の保育士経験を生かし、その声を県政に届けようと決意した」と出馬の動機を説明。
▽子ども・子育て施策の拡充▽福祉施策充実▽労働環境の改善―などを掲げ「人口減少、少子化が大きな課題となる中、自身の経験から不育症、不妊症などに対する手厚い支援、発達障害を持つ子どもたちのサポート充実などの政策実現に向けて活動したい」と述べた。
小原氏は元津山市長の宮地昭範氏の長女。作陽短期大学幼児教育学科卒。現在は市内の私立保育所に勤務しており、年内で退職予定。立憲民主党などに推薦を申請中という。
同選挙区では、現職で3選を目指す山本雅彦氏(63)=南新座、自民=、いずれも再選を目指す本山紘司氏(43)=鏡野町小座、自民=、清水薫氏(51)=北園町、自民=、田野孝明氏(66)=勝央町岡、自民=が出馬の準備を進めており、選挙戦となる見通し。
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