第53回津山工芸展（津山工芸愛好会主催、津山朝日新聞社など後援）が9日、岡山県津山市のアルネ津山4階・市立文化展示ホールで始まり、多彩な秀作が来場者の目を楽しませている。12日まで。
彫刻、漆芸、陶芸、染色織物、木竹工芸、諸工芸の6部門に津山地域のプロ、アマ27人が48点を出展。同会の江原秀国会長や工芸家ら10人による審査の結果、矢野清和さん（勝央町）の陶芸「格子文様勝間田甕」が知事賞に選ばれた。
今回は新人賞の該当者はなし。知事賞を除く入賞者、作品は次の通り。（敬称略）
【県議会議長賞】小芦美恵子（河面）木竹工芸「花塗椀、欅拭漆盛器」
【市長賞】河野吉雄（勝間田町）陶芸「蛙文丸すかし鉢」
【市議会議長賞】片山佳代子（久米南町）染色織物「多様性の織り合わせ」
【津山商工会議所会頭賞】ニュー三楽園 近藤明美（久米南町）染色織物「荒野の男 man in the wilderness」
【市観光協会長賞】八木芙佐子（小田中）諸工芸「クレーアート作品 Y家のリビング」
【市文化連盟会長賞】武本正博（大谷）木竹工芸「栃造拭漆盛器（冬の海）」
【津山朝日新聞社長賞】幾田スミ子（近長）諸工芸「カエルの結晶小箱1、カエルの結晶小箱2」
【津山民芸協会長賞】小竹久志（安井）木竹工芸「ブビンガ拭漆盛器」
【津山工芸愛好会長賞】泉水良通（勝央町）彫刻「かえる」
