岡山県苫田郡鏡野町中谷の中谷神社は、境内の愛宕神社で祭る女神「瀬織津姫」をモチーフに7月限定の御朱印を2種類作り、人気を集めている。
瀬織津姫は水の神、龍神とされ、人々の罪やけがれを払い、厄よけや浄化、開運、縁結び、安産といった御利益があるという。同神社には干ばつが続く村を龍の化身である瀬織津姫が救った「尼ヶ仙伝説」があり、白龍が降り立ったのが愛宕神社と伝わる。
御朱印は「クリア御朱印」と「AIデジタル御朱印」。クリア御朱印は透明なフィルムの台紙に瀬織津姫や白龍、花火などを夏らしくデザイン。涼しげな印象で、周りの風景にかざすことで光を通し、美しさが際立つ。
AIデジタル御朱印は、北海道旭川市在住のKakar(カカラ)さんによるAIを用いたデジタルアートで、花柄の着物に身を包んだ瀬織津姫を用紙に幻想的に表現し、同神社の紋もあしらっている。
岡本正英宮司は「暑さで水不足も懸念される中、瀬織津姫が人々に潤いをもたらしてくれることを切に願う。心身の浄化とともに涼を求めて参拝してもらえれば」と話している。
クリア御朱印は800円、AIデジタル御朱印1000円。ほかにも瀬織津姫の切り絵御朱印、夏限定のレースお守りなどを用意している。
問い合わせは、岡本宮司(TEL:090ー8249ー3308)。
