「空港津山道路」整備促進協議会 早期整備に向け要望活動強化/岡山・津山市

行政・公共 要望活動などの事業計画を決めた総会=岡山県津山市で
要望活動などの事業計画を決めた総会=岡山県津山市で
         

 岡山県の津山市と岡山市を結ぶ地域高規格道路「空港津山道路」の整備促進協議会(会長・谷口圭三津山市長)は21日、津山市のザ・シロヤマテラス津山別邸で本年度総会を開き、早期整備に向けて要望活動の強化を申し合わせた。

 構成メンバーの2市5町の首長や商工団体関係者、来賓の国会議員の代理人、県議ら約40人が出席。谷口会長が「早期整備は長年の悲願。大規模災害の観点からも国道53号のダブルネットワーク化が重要視されている」とあいさつした。

 議事では運動方針として▽未着手区間を効果的に整備するため「岡山市北区菅野~御津宇垣間」などを早期に事業化▽激甚化・頻発化する大規模災害から速やかに復旧・復興するため、津山圏域と岡山市内を結ぶ国道53号のダブルネットワーク化を図り、災害に強い国土幹線道路ネットワークを構築―などを確認。7月と10月に国土交通省や財務省、県選出国会議員らに要望書を提出するなどの事業計画を決めた。

 岡山国道事務所によると、総延長約60㌔の同道路の一部である「津山南道路」(美咲町打穴中~津山市平福、5.4㌔)の昨年度末時点の事業進ちょく率は約55%、用地取得率は約97%。本年度事業費は6億1000万円(前年度比1.24倍)。本年度は皿川第一橋の上部(橋げた)工事、埋蔵文化財調査、美咲町側からの進入路工事などを進める。

岡山国道事務所の事業説明と出席者との意見交換
岡山国道事務所の事業説明と出席者との意見交換


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