柵原学園=岡山県久米郡美咲町=6年の下原のぞみさん(11)が、先月出場した第6回「京都国際音楽コンクール」(同コンクール・京都国際音楽祭実行委主催)ピアノ部門小学生5・6年生の部で、金賞(第1位)に輝いた。ハイレベルな舞台で練習の成果を発揮し「本番で一番良い演奏ができてうれしい」と話す。
4~6月の動画審査での地区予選を通過し、京都府城陽市で先月開かれた18人による最終審査に臨んだ。「ショパン国際ピアノコンクールinASIA」の本年度課題曲にもなっているT・レシュティツキ「ロマンス」を約4分間、柔らかい音色で情感たっぷりに披露した。
「曲のイメージを色にたとえ、陰りのある雰囲気も上手く表現できた。これからもいろいろな曲調の曲を弾きこなせるようになって、大好きな舞台に立ち続けたい」と意欲を見せる。
自宅では平日2~3時間、休日5~6時間の個人練習に打ち込む姿を見てきたという母親のさとみさん(48)「努力の成果が実を結んで本当によかった」。 5歳からピアノを指導する清水敬子さん(65)=津山口=は「幼いころから持つ豊かな感性と表現力が発揮された演奏だった。今後成長する姿が楽しみ」と話している。
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