サッカー女子・なでしこリーグ2部の優勝と1部昇格を決めている岡山湯郷ベルは26日、シーズン最終戦を迎えた。岡山県美作市入田の美作ラグビー・サッカー場でFCふじざくら山梨を2ー0で下し、20勝2分けの無敗優勝と圧巻の強さを見せつけた。この日ホームで再度優勝セレモニーを行い、地元サポーター約1470人と歓喜に浸った。
試合はFW横山久美選手のゴールなどで2ー0で勝利。横山選手は計32得点で得点王に輝いた。チームはシーズンを通して勝ち点62、得点75、失点8とリーグ金字塔を打ち立てた。
セレモニーでは横山選手が「美作で決めることができて良かった。地元の皆さんの後押しを実感した1年だった」、谷口博志監督は「7期にわたって低迷したが、無敗優勝をこの場で達成できた。支援してくださった皆さんのおかげ。1部でも更なる高みを目指したい」とあいさつ。萩原誠司市長が優勝褒賞金100万円を贈った。選手たちは観客席に駆け上がり、優勝カップを掲げ、ファンと喜びを分かち合った。終了後はゲート前に一列に並んで、感謝のハイタッチで見送った。
この日美作市は、市内の小学生を無料招待した。
湯郷ベルの次の試合は、11月24日の皇后杯JFA第46回全日本女子サッカー選手権大会2回戦。対戦相手は大和シルフィードで、会場は栃木県グリーンスタジアム。午後2時キックオフ。
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